大型鉄骨の焼付塗装を短納期対応
お客様の課題
大型鉄骨部材をまとめて短納期に塗装できる会社が見つからない
ホテル建設に使用される大型鉄骨部材の塗装を必要としていたT社様は、大サイズかつ大量の部材を一括で高品質に、短納期で塗装できる会社を探しておられました。 実際に取り扱う部材は多岐にわたり、合計で約81㎡を超える塗装面積におよびました。
・H鋼(5.8m)×6本
・Cチャンネル(3.4m〜6.58m)×36本
・母屋支持ピース×72枚
これらの大小さまざまな鉄骨部材を同時に処理する必要があり、
「サイズが大きすぎて塗装ブースに入らない」「大量処理に対応できる設備がない」といった理由で、 対応可能な塗装会社がなかなか見つからない状況でした。
ブラスト処理後の錆発生による再処理が必要に
さらに今回の案件では、お客様よりブラスト処理済みの部材をご支給いただきましたが、当社に搬入される前にお客様のトラックでの運搬中に雨ざらしとなり、表面に錆が発生していました。
そのため、現場で急遽素地調整の対応をする必要がありました。
富士商事からの 提案・解決策
ブラスト処理のタイミング
ブラスト処理後はできるだけ早く塗装工程に移行することが重要です。 処理後に時間が空くと、湿気などの影響で錆が再発する可能性が高まるため、ブラスト処理と塗装のタイミング管理は品質を左右する重要な要素となります。
今回の案件は現場で急遽錆への対応をする必要がありましたが、状態を確認のうえ溶剤脱脂を行い、浮き錆を除去しました。
脱脂後、電動サンダーを用いてケレン作業を実施し、塗装の下地を整えました。
耐久性と美観を両立するウレタン仕様の焼付システムを採用
焼付塗装とは、塗料を塗布した後に一定の温度で加熱し、塗膜を硬化させる塗装方法です。 自然乾燥塗装に比べて、塗膜の密着性・耐久性・耐薬品性に優れ、外観の美しさも高く保てるのが特徴です。 特に建築鉄骨や産業機械など、高品質が求められる部材の塗装に多く採用されています。
今回の案件では、耐久性と美観を両立できるウレタン系焼付塗装システムを採用しました。 下塗りから上塗りまで、塗料とシンナーの配合比・塗布量・焼付温度を最適化することで、高い密着性と均一な仕上がりを実現。
また、環境面にも配慮し、低VOCタイプの環境対応型塗料を選定しました。 塗装後の光沢・色調・膜厚管理を徹底し、屋内外どちらの用途でも安定した塗膜性能を確保しています。
施工結果と得られた効果
ビフォーアフター
雨水で発生した錆を手作業で除去し、剥がれや浮きもなく、きれいな仕上がり状態を実現。
短納期の案件だったため、職人たちも総出で対応しました。
短納期ながらも高品質な焼付塗装を実現
剥がれや浮きのない、均一で美しい塗膜仕上がりを実現しました。 塗装後の検査では、塗膜厚の測定や外観検査を徹底し、社内の品質基準をすべてクリア。 均一な塗膜と光沢のある外観が得られ、お客様からも高い評価をいただきました。
塗装完了後は、製品の保護を考慮して適切な梱包材による保護包装を実施。 トラック輸送時の傷や汚れを防止するため、積載方法にも細心の注意を払いました。
また、実働9日という短納期の中で工程を最適化し、納期を厳守。 品質・スピード・安全性の三要素をすべて両立させることに成功しました。
富士商事では、どんな塗装案件も「できる方法」を徹底的に模索する姿勢を大切にしています。 大型構造物や特殊仕様の焼付塗装など、他社で対応が難しい案件もぜひご相談ください。 お客様のニーズに合わせ、最適な塗装システムと品質をお届けいたします。
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