アルミ製品への塗装が密着不良
お客様の課題
塗装が密着せず、塗料メーカーにも原因が分からない
T社様はアルミ製の配電盤扉への塗装にお悩みでした。対象のアルミ製品の表面にはクロメート処理が施されており、問題となっていた塗膜は、外観上は一見問題なく仕上がっているように見えるものの、少し力を加えると簡単に剥がれてしまう状態でした。クロメート処理、エッチングプライマー、上塗りという従来の組み合わせ自体は理論上問題がないにもかかわらず、なぜ密着していないのか、はっきりした原因がメーカーでも分からないというのが大きな悩みでした。
富士商事からの 提案・解決策
同素材を提供いただき、複数パターンの塗装試験を実施
富士商事では、実際の素材を提供いただき、試験することからスタートしました。実機と同じアルミ・クロメートの素材を使って複数パターンの塗装方法を試験・検証しました。
従来仕様に近い組み合わせだけでなく、下塗りの種類や塗装条件を変えたパターンも含めて、密着性・外観・作業性などを一つひとつ確認しながら、再現性のある「剥がれない仕様」を探っていきました。
結果、約1年という時間をかけて継続的に試験を重ねたことで、アルミ×クロメートという条件に対して、より相性の良い新たな塗装仕様を見つけ出すことができました。
施工結果と得られた効果
ビフォーアフター
※機密保持のため画像はイメージです。実際の製品ではありません。
密着不良を解消し、アルミ配電盤扉の安定量産が可能に
新たな塗装仕様の採用により、従来問題となっていた「剥がれやすい塗膜」は解消され、アルミ+クロメート仕様でも安定した密着性を持つ塗膜が得られるようになりました。
これにより、これまで「仕様は決まっているのに、実際には安心して任せられる塗装業者がいない」という状況から、継続して任せられる塗装体制が整ったと言える状態になりました。
他社では難しい案件にも“できる方法”を検証
今回の案件は、塗料メーカーで原因特定が難しく、塗装会社がなかなか見つからないじ状態でしたが、当社では時間をかけて実材での試験・検証を繰り返すことで、「やってみないと分からない」を「この条件ならできる」に変えることができました。
アルミでクロメート仕様という仕様であっても、ゼロから検証を積み上げることで、お客様が安心して継続依頼できる塗装体制を構築できた事例となりました。
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